学生のための国際ビジネスコンテスト OVAL JAPAN 代表 藤村 修也

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ゆいです。

今回は、学生のための国際ビジネスコンテスト OVAL JAPAN 代表の藤村 修也さん(一橋大学社会学部2年)を取材します。

 

OVALについて概要を教えてください。

OVALでは、毎年夏に合宿形式のビジネスコンテストを日中韓の大学生で運営しています。日中韓各国に支部があり、それぞれOVAL JAPAN、OVAL KOREA、OVAL CHINAで活動しています。

活動理念は、東アジア発のグローバルリーダーの輩出です。メディアによって形成された価値観を脱却し、自分の経験として外の世界を見ることを目的としています。

 

OVAL JAPANの雰囲気を教えてください。

運営スタッフの任期が1年半なので世代によってかなり雰囲気は変わりますが、今年の世代で言いますと、各々考え方が違うことを当たり前としている空気があるように思います。OVAL JAPANの今年の運営スタッフは63人ですが、そのうち12人は留学生ですし、留学生でなくても中国籍や韓国籍の学生も珍しくありません。大学1~2年生が中心ではありますが、インカレで大学も異なります。このようにお互いの背景が異なる中で、その違いを認め合って活動しています。

 

他の団体にはない、OVAL JAPANならではの特徴を教えてください。

他のビジネスコンテストとの違いという点で言いますと、結果はもちろんですが、プロセスをかなり重視しているというところです。というのも、私たちはビジネスコンテストを運営することで日中韓の学生が接触する機会を提供しているからです。OVALでは、日中韓各国1人ずつ3人1チームでコンテストに挑戦してもらいます。チームでビジネスプランを練る中で、表面的な国際交流で終わるのではなく心から議論し合える仲間を作ってほしいという想いがあります。

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↑今年度のOVALのコンテストの集合写真

 

では、次に、藤村さんご自身について伺っていきたいと思います。

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藤村さんのご経歴を教えてください。

神奈川県出身です。中学2年生から高校1年生まで、父の仕事の関係でイギリスのロンドンに住んでいました。ロンドンではインターナショナルスクールに通ったのですが、そこで自分が今まで当たり前だと思っていたものがいかに当たり前でないのか、自分が見てきた世界がどれだけ小さいかを実感し、より視野を広げていきたいと思いました。

帰国後は、一橋大学社会学部に進学。社会学部に進学した理由は、違う文化の人間の行動様式に興味を持ったことが1つ。また、法や経済は人間社会を上から見る学問のように思い、人間社会を人間の目線で見たいと思ったことも理由です。

前者については、ロンドン滞在時の中学3年生の春休みに、2週間インドのボランティアツアーに参加したことがきっかけです。格差問題や貧困問題、ストリートチルドレンなどテレビや本で見ていた世界を目の当たりにし、なぜ同じ人間なのにこれ程暮らしやものの見方が変わってくるのか、と疑問を持ちました。

現在はまだ専攻が決まっておらず、政治系や心理学系、開発系など幅広い分野の授業を履修しています。

来年からは大学の派遣留学でイギリスのロンドン大学に留学予定です。

 

OVAL JAPANに入ったきっかけを教えてください。

元々、大学入学後に国際系という軸でサークルを探していました。

ロンドンに住んでいたときにヨーロッパ系やアラブ系の友人が多く、中韓の知り合いが少なかったことに気付き、もっと自分の地域である東アジアの学生について知りたいと思い、日中韓で活動するOVALに入会を決めました。

 

OVAL JAPANの活動を通してどのように変化しましたか?

自分自身が持っていた偏見やステレオタイプがぬぐい去られました。

元々は、メディアで度々取り上げられる日中韓の領土問題や歴史問題の印象が強く、中韓に対して反日のイメージがどこかにありました。

しかし、実際にスタッフと関わっていく中で、以前は、中国人、韓国人という括りで見ていたのが、ステレオタイプに当てはまらないことを実感し、国籍を意識する前に個人として接することができるようになりました。

 

代表として意識していることはなんですか?

他の多くの学生団体やサークルと異なり、3か国の委員会で成り立っているので、中韓と密に連絡をとることを積極的に意識しなければなりません。共通言語として英語で連絡をとりますが、全員にとって母語ではないのでミスコミュニケーションが起こりやすい状況にあります。そんな中で、いかに自分が日本の代表として正確にコミュニケーションをとるか、ということを意識しています。

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現在、藤村さんが興味・関心がある分野について教えてください。

発展途上国の援助に興味があります。

先ほどお話したインドでの経験がかなり強烈に印象に残っており、貧困問題や格差問題を勉強する中で、どのように先進国、発展途上国が協力していくべきかという点に興味を持つようになりました。

国際NGOや国連系の機関にとても関心がありますね。

 

OVAL JAPAN以外に行っている活動について教えてください。

サークルでクラシックギターをしています。大学に入ってから始めました。しっとりと楽器を奏でられる男になったらかっこいいかなと思って。(笑)

また、活動が不定期なのですが、学内の交換留学生の支援団体に入っています。手続きの援助やキャンパスの案内をしています。

また、UNHCRと連携している団体の代表と仲が良くて、勉強会や世界難民デーのイベントに顔を出しています。

 

大学生活を過ごす上で意識していることは何ですか?

1番軸においているのは、とりあえずいろいろやってみることです。自分が何に本当に向いているのかは、やってみなければわからないからです。

まだ一つの分野に自分の興味を落とし込むことができていないので、尚更、経験を大切にしています。本やインターネットで見る知識ではなく、知らない世界を自分の体で開拓していきたいです。

 

藤村さんの将来の夢を教えてください。

今1番関心があるのは国際協力です。

今の国際協力は、先進国対途上国と区別を明確にしがちで先進国が優れているという前提で話を進めているように思います。

しかし、途上国は、現在の日本が失った経済面ではない豊かさを持っています。

国際援助というとインフラを整備して生活水準を上げることにフォーカスを当てがちですが、インフラを作るという部分にコミットしていきたいです。

 

最後に、女子TechがIT×キャリアのメディアということで、この記事を読んでいる方におすすめのアプリを教えてください。

「breakfree」というアプリを重宝しています。自分が何時間スマホを使っているのかを記録し、携帯依存度を診断してくれるアプリです。

これを使い始めてからかなり意識するようになりました。でも、まだ依存スコアは高めです。(笑)

 

 

藤村さん、ありがとうございました!

「中国人、韓国人という括りではなく個人として接することができるようになった」というお話が印象的でした。つい先入観にとらわれがちですが、人に限らずあらゆる物事を素直な目線でみることを大切にしていきたいです。

 

OVALに興味がある方はこちらもご参照ください。

 

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