「Seek Yourself Project 山形」 共同代表 兼 「生き様大隈塾!」代表 西塚 悠人

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ゆいです。

今回は、「Seek Yourself Project 山形」 共同代表 兼 「生き様大隈塾!」代表の西塚 悠人さん(早稲田大学2年)を取材します。

 

「Seek Yourself Project 山形(通称 SYP山形)」とは…

山形の高校生をターゲットにしたキャリアイベントを実施するプロジェクトです。

 

「生き様大隈塾!」とは…

早稲田大学リーダーシップ講座「大隈塾」から派生した、大隈塾OBOG×現役大隈塾生のキャリアイベントを実施するプロジェクトです。

 

「SYP山形」の概要を教えてください。

「SYP山形」のミッションは、「山形の高校生が自分の無限の可能性に気づき、卒業後の人生を歩めるようにすること」です。そこで、「自分を追い求める、探す」という意味で「Seek Yourself Project」と名付けました。

まだプロジェクト自体は立ち上げ段階で、今後展開していく予定です。運営メンバーの4人中3人が今年から留学予定なので、来年の帰国後から本格的に始動します。今はメンバー集めやイベントのコンテンツ作成など、土台作りに励んでいます。

運営メンバーは全員山形の高校出身です。自分たちが1番働きかけることができるのが全員の地元である山形だと思い、今は山形の高校生をターゲットにしています。運営メンバーに関しても、山形出身ということにはこだわっています。例えばですが、山形の高校生に東京の有名高校出身の大学生がアドバイスしに来ても、自分とは全く別世界の話だと感じてしまったりしてイマイチぴんと来ないと思うんですよね。それよりも、高校まで同じ環境にいた先輩たちがどのような進路を歩んでいるのかということを知り、より高校生が自分の未来をイメージしやすいような機会にしていきたいです。

具体的には、山形の高校で、「講演会+ワークショップ」形式の、大学生と高校生が触れ合えるイベントを実施したいと思っています。高校生に大学生のロールモデルを提示し、自分のこれからの人生(大学生活)について考えてもらうきっかけにしてもらえればなと思います。

 

このプロジェクトを立ち上げようと思ったきっかけを教えてください。

上京して出会った友人の話を聞いて初めて、高校時代自分はかなり閉鎖的な環境にいたのだと気付きました。いわゆる「生の情報格差」というやつです。山形はご存知の通り田舎ですし、そもそも卒業後上京した先輩の話や、留学した先輩の話なんて聞く機会すらありませんでした。結局、僕は高校時代、大学生というものを学校の先生から与えられたイメージの上でしか考えられなかったんです。そしてそれは僕だけに限らず、同じよう思いを持った人がたくさんいるのだと気付きました。そんな「生の情報格差」に大学生としてアプローチをしていきたいと思い、活動を始めました。

 

生き様大隈塾!の概要を教えてください。

「大隈塾」は、早稲田大学が力を入れているリーダーシップ講座です。ジャーナリストの田原総一郎さんが塾頭を務めており、2002年に開講しました。毎回、様々な分野で活躍する一流ゲストの方から講義を受け、その後他の大隈塾生らとディスカッション、そしてゲストとの質疑応答を行っています。

「生き様大隈塾!」という名前は、運営メンバー5人で考えました。「ロールモデル」だと、いい意味で泥臭いイメージのある早稲田にはふさわしくないなと感じてしまい、より人間味のある「生き様」という言葉を選びました。このプロジェクトのテーマは「早稲田OB・OGの生き様から、現役生が自分のこれからの人生を考える」です。

大隈塾OB・OGらが集まるFacebookページには現在300名以上の方々がいらっしゃいます。比較的若い世代の先輩方が多いですね。大企業に勤めていらっしゃる方や官僚、政治家の方、ベンチャー企業でバリバリ働いている方や、起業した方、ビジネススクールに通っている方など本当に多様な先輩がいらっしゃいます。

対象とする学生は、基本的に大隈塾の現役生です。彼らもかなり面白い人が揃っていると思います。自分で問題意識を持ってプロジェクトを立ち上げている人もいれば、部活動に勤しむ人、ボランティアに励む人、世界を駆け回る旅人など、これまたかなり多様です。

今年の6月にOB・OGの方10人、学生40人で第1回目のイベントを行いました。内容はOB・OGの方による「パネルディスカッション」と学生を交えた「アイランドトーク」、「フリー交流会」です。インプットとアウトプットを組み合わせることを大事にしています。パネルディスカッションがインプット、アイランドトークと交流会がアウトプットというイメージです。

内容について詳しく説明すると、OB・OGの方には、まずパネルディスカッションでご自身のキャリア観を語っていただきます。自分がなぜそのキャリアを選んだのか、今後どのような志で生きていきたいかといったお話を伺います。そのあと、アイランドトークとして、グループごとに机を島のように配置しより深いお話を伺います。最後に、机を全て取っ払ってフリーな懇親会を行いました。

 

第1回イベントの反響はいかがでしたか?

イベントの手応えは結構ありました。参加した学生が参加して良かったと言ってくれただけでなく、OB・OGの方も、自分の人生を見直す良い機会になったと言ってくださりとても嬉しかったです。

OB・OGの方は完全にボランティアです。何でも話すというスタイルで来てくださるので突っ込んだ話もかなりしてくださいます。そこが学生にとってもOB・OGの方にとってもより濃い話ができるポイントなのかなと思います。

第1回目のイベントが好評だったので、現在は第2回目のイベントに向けて準備中です!運営メンバーやテーマはガラリと変わりますが、早稲田のホームカミングデーである「稲門祭」で第2回目の実施が決定しました!

 

このプロジェクトを始めたきっかけを教えてください。

以前、大隈塾のOB・OGの方が主催する飲み会に僕が参加したときに、今まで大隈塾の現役生とOB・OGが交流できるイベントが一度もなかったという話が出たんです。そしたらその場で「学生が主体の交流イベントがあったら面白いよね!」と話が盛り上がり、僕がやります!と立候補しました。

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西塚さんのご経歴を教えてください。

出身は、山形県村山市です。電車は1時間に1本、22時過ぎには終電が終わってしまうようないわゆるド田舎で育ちました。高校は山形市内の男子校へ進学し、仙台で1年間浪人した後、昨年、早稲田大学教育学部社会科学専修に進学しました。現在大学2年生です。

大学では、とにかくいろいろなイベントに顔を出すようにしています。東京は、自分の行動次第でどこまででもその可能性や人脈を広げられる環境です。国際系からキャリア系、政治、経済、ビジネスとジャンルを問わず、いろんな場に顔を出して自分の可能性の幅を広げるということを大事にしています。

 

なぜキャリアイベントという分野に積極的に関わっているのですか?

僕の高校時代の経験が大きく影響しています。

実は、僕は偏差値思考で大学を選んだ部分が大きいんです。大学というものがイメージしづらくて、いわゆる偏差値やブランドといったものに頼らざるを得なかったんです。

高校の先生にも進路について相談したのですが、地元で育って地元に進学した先生ばかりなので、東京の大学に進学したいと言ってもネットで調べればわかるような情報しか教えてもらえませんでした。高校レベルでは自身の未来(大学生活やキャリア)について考える機会も少なく、当時の僕は「生」の情報に飢えてたんです。

その経験があって、キャリアイベントにはかなり関心がありますね。

 

代表としてどのようなことを意識していますか?

代表らしくしすぎないことを意識しています。僕はあくまで団体として進むべきベクトルを示していくだけ。メンバーが対等な立場で意見を言い合える環境作りを大切にしています。実は、「生き様大隈塾!」は、僕が代表を務めていますが、学年は1番下なんです。だからこそ、学年関係なく意見を何でも言い合えるように努めています。

 

西塚さんご自身が、現在、興味・関心がある分野について教えてください。

実は、たくさんの分野に興味がありすぎて困ってます(笑)。

強いて言えばIT、コンサル、人材開発、教育の分野に関心が強いですが、将来的にどの分野に絞っていくかは模索中です。

 

注目しているIT技術はございますか?

人工知能にはすごく興味がありますね。「2045年問題」「シンギュラリティ」は自分の中で熱いトピックですね。

人工知能が人間を超え、その発達により人間の生活は急激に変わります。自分でも精力的に調べたり友人と議論し合ったりしています。

 

イベント以外に行っている活動について教えてください。

大学の学科(社会科学専修)内で、「社科専 Think Different プロジェクト(通称:STDプロジェクト)」というプロジェクトを立ち上げ、現在その共同代表を務めています。現在メンバーは15人ほどで自主ゼミに近い形です。

活動内容としては、メンバーのうち1人が自分の興味ある分野についてプレゼンを行い、全員でそれについて議論を行います。議論では、常識にとらわれないことを大切にしています。

大学生活は漠然としていて、意識しなければ日々は何事もなく過ぎていきます。そこに違和感を感じて、「あえて」真面目に議論する場を作りました。実際にそういう場を作ってみると、みんな面白い意見を持っていてかなり盛り上がりました。今後は、この場からどんどん新しいものを生み出していきたいですね。

また、大学入学時に所属していたビジネスコンテスト運営団体の影響もあり、ベンチャービジネスにも興味を持ちました。それがきっかけでフィンランド発、東京初開催の国際スタートアップイベント「SLUSH ASIA」に学生ボランティアとして1か月ほどコミットしました。そこで出会った仲間たち、得られた経験は僕の人生の宝物ですね。

あとは、理系の先輩や韓国の留学生と一緒に「全国学生英語プレゼンテーションコンテスト」に挑戦したり、学生時代に100か国の友達を作ることを目標とした「Facebook100か国チャレンジ」を個人的に実施中です(笑)。

 

今年の8月からは、1年間アメリカのEarlham College(アーラムカレッジ)に留学予定です。実は早稲田は日本で留学生が1番多い大学なのですが、その環境の中で自分の圧倒的能力不足を実感しました。例えば、英語の授業ではネイティブレベルの英語を話す留学生とディスカッションをしなければなりません。自分もそこで対等に議論できるような能力を身につけたい、もっと国際的な視野や感覚を付けていきたいと思い留学を決意しました。

留学先の大学は、少人数でリベラルアーツ教育を行う大学です。有名総合大学はいわば研究機関という印象が強く、学部教育が手厚いリベラルアーツカレッジを選びました。大学の周囲はトウモロコシ畑が広がり、嫌が応にも勉強せざるを得ない環境です(笑)。1年間頑張ってきます!

 

大学生活を過ごす上で意識していることは何ですか?

「好奇心を忘れないこと」です。もっと新しいものを知りたいという気持ちを大切にしています。自分が田舎の出身ということもありますが、せっかく東京に来たのに周りに転がるチャンスを生かさないのはもったいないかなと思って、東京だからこそできることに積極的に挑戦しています。

 

最後に、西塚さんの将来の夢を教えてください。

山形出身の有名人って実はとても少ないんです。だから、自分が東京、ひいては世界で活動することによって、山形の子供たちのロールモデルになれればいいなと思います。また、何かの形で山形や東北の地方創生に関われたら最高ですね。

Top nishizuka

西塚さん、ありがとうございました!

地元の山形をルーツに自らの可能性をどんどん広げていく様子はとても生き生きして見えました。私も地方出身なので共感する部分が多かったです。

留学、楽しんできてくださいね!

 

 

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コメント

    • 小川真澄
    • 2015年 8月 26日

    この記事を読み終わった後、猛烈に「自分も頑張らなければ」という衝動に駆られました。

    特にSYP山形においては、自身が地方出身で似たような境遇にあることもあり、いろいろな方法によって刺激を与えることができると考えさせられました。

    西塚さんの行動力を見習って自分も様々なチャレンジをしていきたいと感じました。

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